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熱戦が繰り広げられるリオオリンピックに注目が集まっていますね。
怒涛のメダルラッシュが続いていますが、9月に開催される「パラリンピック」でもメダル獲得を期待されている選手がたくさんいるようです。
その中でも今回は、リオパラリンピック競泳日本代表の山田拓朗選手に注目してみたいと思います。
山田拓朗選手のプロフィールや経歴・筑波大学出身・障害について調べました。
プロフィールや経歴
名前:山田 拓朗(やまだ たくろう)
生年月日:1991年4月12日
出身地:兵庫県三田市
身長:176cm
ポジション・クラス:S9/SB8/SM9
所属:NTTドコモ
山田選手は3歳から水泳を始めています。
シャワーの水で泣き出すほど水が苦手な様子を見た母親が心配し、「何かあった時に自分の命を守れるくらい泳げた方がいい」という理由で水泳教室に通わせたそうです。
小学3年生の時には、通っている水泳教室で選手コースへと変わり、楽しく泳ぐクラスから本格的に試合を目指すクラスへ移行しました。
パラリンピックを目指したのは、所属していたチームの先輩が2000年のシドニーオリンピックで金メダルを獲り、メダルを見せてもらった時に自分も獲りたいと思ったとのこと。
その後、13歳でアテネパラリンピックに出場。(日本選手史上最年少)
成績 | ||
2004年 | アテネパラリンピック | 50m自由形 予選敗退/400m自由形 予選敗退 |
2008年 | 北京パラリンピック | 100m自由形 5位 |
2012年 | ロンドンパラリンピック | 50m自由形 4位 |
2015年 | ジャパンパラ水泳競技大会 | 50m自由形 優勝/100m自由形 優勝 |
2015年 | 日本身体障がい者水泳選手権大会 | 50m自由形 優勝/100m自由形 優勝 |
そして、2016年9月に開催されるパラリンピックでは100m自由形、50m自由形に出場予定。
25歳にして4大会連続のパラリンピック出場というのは凄いですね。
筑波大学出身?
山田選手は筑波大学出身です。
筑波大学に入学したのは、2009年のアジアユース大会で日本チームコーチだった筑波大学OBと出会ったことがきっかけでした。
今までの水泳に取り組む姿勢や環境を振り返り、さらなるステップアップを目指すため筑波大学の水泳部へ。
仙石泰雄ヘッドコーチいわく↓
「水泳部に入部してきた障がい者部員は初めて。練習環境に慣れるまで苦しみ、悩んだはず。コーチ陣と連携しながら手探りの練習でした。キック力がずば抜けた選手で、体幹と腹筋、背筋などを強化すれば好タイムが期待できる」
大学生時代に「パラリンピックロンドン大会」を視野に入れたトレーニングをスタートした際には、ハードなメニューに音を上げ弱気になってしまったそうです。
そんな時に仙石さんに励まされ気合が入ったからこそ、本番で結果を残すことが出来たのでしょう。
ちなみに、山田選手は2人兄弟の長男で、1つ下の弟さんも同じく筑波大学の水泳部に所属していたようです。
障害
山田選手は左先天性前腕亡失で生まれつき左腕の肘から先がありません。
事故や病気が原因というわけではなく、生まれつきなのでご本人は「腕がある感覚が分からないので違和感はない」とおっしゃっています。
しかし、まだ3歳と幼い我が子を水泳教室に通わせたお母さんは凄いですね。
もし私だったら障害のこともありますし、我が子が水を怖がっているのを見たら余計に水から遠ざけてしまうと思います。
通わせていなかったら今の山田選手はいなかったかもしれませんし、子供の苦手克服と将来のことを考えていたお母さんの判断は素晴らしいですね。
そして、所属しているNTTドコモから【2020年への想い】の動画が配信されています。
左腕をハンデと思わせないほど、努力しているのが伝わってきます。
まとめ
リオパラリンピック競泳日本代表の「山田拓朗」選手について紹介しました。
9月の開催が今から待ち遠しいです。
山田選手がどんな泳ぎをしてくれるのか楽しみですね♪
「一ノ瀬メイ」選手についての記事はこちら
[nlink url=”http://dayslabo.com/sports/ichinose-mei”]